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あさひまち物語〜文化と風景〜

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朝日町出身の大学生 笹島唯さんによるnoteまとめ 朝日町の伝統的な文化や産業、そして地域活性に対する想いに関する記事を書いてくださっています。
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#伝統文化

#3 わかめ採りから出荷まで

2021.06.11 初めに こんにちは、ささです! 前回は、灰付けわかめの歴史と収穫条件について紹介しました。 今回は、わかめ採りから出荷までの一連の流れを紹介します。大まかな流れは、以下の通りです。 わかめを採る→さばく→灰をまぶす→干す→回収(ここまでを1日で行う) →袋詰め→出荷 これを踏まえて、具体的な作業内容について、さっそく見ていきましょう! <1章 わかめの採り方> わかめ漁へは、朝の6時ごろ出ます。収穫には、通称「風車」という道具を使います。長い

#2 灰付けわかめの歴史と収穫条件

2021.05.31 初めに こんにちは、朝日町に伝わる文化を取材している、笹島唯(ささ)です! 取材活動を始めた経緯については、この記事を読んでみてください。 今回は、「灰付けわかめ」の歴史と収穫条件についてご紹介します。灰付けわかめとは、採れたてのわかめを藁灰にまぶして、天日干しにしたもの。これは、朝日町宮崎地区に昔から伝わる伝統文化の一つです。 『朝日町誌歴史編』(※1)によると、灰付けわかめは、「明治以来の特殊精製を誇り、名産としての評価を得ている」という記述

#1 自己紹介と活動のきっかけ

2021.05.27 <自己紹介>初めまして、富山県朝日町出身の笹島唯(ささじまゆい)です。 現在、神戸市外国語大学国際関係学科4年で、ドイツ語学習や模擬国連活動に日々取り組んでいます。また、オーストリアへ1ヶ月間留学していました。2021年4月からは大学を1年間休学し、地元朝日町に伝わる伝統文化について取材しています。 留学と休学中の活動とのつながりについては、この記事をご覧ください。 今回は、なぜこの活動をしようと思ったのか、どんな活動をしていくのかを紹介していきま