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この海には魅力がある!ダイビングで皆さんを神秘の世界へご案内

 今回は、宮崎でダイビングショップダイブベース37を営んでいる西田秀幸さんにお話を伺いました。西田さんは、黒部市でダイビングショップマリンサービスバディを営んでいましたが、現在は、その拠点を朝日町に移して朝日町の海の魅力を多くのダイバーに伝えておられます。

なぜ、黒部市から朝日町へ移動したのでしょうか

 まず、ダイビングショップには大きく分けて【都市型】と【現地型】があります。都市型は街中にあるダイビングショップのことを言い、ダイビングをする際は、海のある地域まで移動して行います。現地型はその名のとおりダイビングができる海の近くで開いているダイビングショップのことを言います。
 以前のマリンサービスバディでは、黒部市でショップ販売やダイビングの予約を受け付け、親不知の海でダイビングを行っていましたが、新型コロナウイルスの影響で県を跨いだ移動が制限され、「これは困ったな」となりました。以前から県内でダイビングができないかと考えていて、コロナ禍を機に県内でのダイビングに切り替えようと決断し、宮崎の海で現地型ダイビングショップができないかと思い動き始めました。ダイブベース37設立の際は、朝日町の商業等魅力アップ事業補助金を活用させていただきました。

宮崎漁港付近にオープンしたダイブベース37

宮崎を選んだ理由を教えてください

 1番は宮崎の海は非常に魅力があるということですね。浅瀬と沖で景色が変わる海は珍しいんです。沖へ向かうと急激に水深が深くなり、垂直に切り立つ壁が200mも続くポイントがあり、浅瀬とはまた違った楽しみ方ができる。他にも、潜るポイントによって生息する魚や生物が様々など、初心者から上級者まで幅広く楽しめる魅力がこの宮崎の海にはあると感じました。
 沖でのダイビングをご利用される方はボートダイビングを実施しています。近辺ではあまり見られないボートダイビングは、潜る場所によって見える景色が変わる宮崎だからこそできる体験です。

写真は沖付近の水中
切り立つ壁が200m以上続くダイナミックな地形を楽しめます!
沖付近へはボートで向かいます
みんな楽しんでますね!!

ダイビングはやったことが無い人でも楽しそうと思うコンテンツですが、ダイビングはライセンスが無いと体験できないのでしょうか…?

 ライセンスが無くてもダイビングは可能です。インストラクターとマンツーマンで潜りますので安心して楽しんでいただけると思います。ライセンス取得も可能です。ライセンスがあることで潜ることができる範囲が広がるので、体験ダイビングで興味を持っていただけましたら、ぜひ取得してみてください。

ブリの大群
圧巻ですね…!

体験ダイビングができるのは嬉しいですね。西田さんはいつからダイビングに携わっているのですか。

 20年程前の沖縄での体験ダイビングがきっかけですね。水の中という非日常空間にずっといるという不思議な感覚と、何も考えずただその時間を純粋に楽しめるのが良いと感じ、ダイビングの世界に魅了されました。そこからすぐにライセンスを取得して、15年前にマリンサービスバディを開業し、今に至ります。

どういった方がご利用になられますか

 年齢層は20代から60代までと幅広く、男女差も特になく、8割以上が県外の方ですね。それも圧倒的にリピーターの方が多いです。宮崎の海を1度潜り、面白さを知った方々が何度も遊びに来てくれる、そんな感じですね。基本的に3月~11月が開業期間で、4月~9月のご利用が多いです。4~6月はこの期間しか見られない海の生物を見に訪れる方が多く、7~9月は海のシーズンとして遊びに訪れる方が多いです。

コミドリリュウグウウミウシ
他にも季節によって様々なウミウシが見られます

県外から訪れた方には朝日町がどう見えるのでしょうか

 まず間違いなく評判いいです!最近は1泊する方が増え、朝日町には旅館しかありませんが、旅館が故に人の暖かさ、接客の良さに満足されている方が多いと感じます。料理でいえば、よくお昼にきんかいに行かれる方が多いですが、たら汁はこの町でしか食べられないので、おいしいと満足される方多いです。
 4月から6月に訪れる方は、「来年は四重奏と併せて見にきたい」そう言われる方もいます。

海の上から注ぐ光が幻想的ですね

昔からある町内事業者さんを多くの方に知っていただき、満足してもらう。こんな嬉しいことないですね。

海のレジャーとして、SDGsについて取り組んでいることはありますか

 どの海でもそうなのですが、海は漁協さんの職場でもあります。ダイブベース37の設立にあたり、朝日町漁業協同組合には総会・理事会の議題に挙げていただき、宮崎でのダイビングについて認可いただき大変感謝しています。海は海の生物が暮らす場所でもあるので、荒らさない、きれいな環境をこれからも保つことがレジャーとして活用するうえでのマナーであると思います。
 できる範囲ではありますが、海でのごみ拾いに取り組んでおり、来年はダイビング協会が行っているゴミ拾いイベントを開催できればと考えています。

今後新たに取り組んでいきたいことはありますか

 宮崎の海は全国でも自慢できる魅力を持った海であると思います。そのおかげでありがたいことにお客様が多く、中々予約が取れない状況にあります。少しでも多くの方に体験してもらえるよう、従業員を増やしていければと考えています。また、朝日町漁業協同組合が快く海を提供してくれたから、今こうしてお店を開き、多くの方にダイビングを楽しんでもらえているので、これからも宮崎の海のためにできることをやっていけたらと思います。

可愛いウミウシTシャツも販売しています♪

 この活動は、「11.住み続けられるまちづくりを」「14.海の豊かさを守ろう」に繋がります。海での美化活動はSDGsに関する大事な、そして誰が見てもSDGsに繋がる活動だなと思います。しかし、今回感じたのは、レジャー施設が1つあるだけで、その地域の食事処・宿泊・観光地に人が波及する、つまり経済発展に繋がる、これもSDGsではないのかな?と思いました。
 皆さんもぜひダイブベース37で普段味わえない世界を体験してみてください。そこにいるだけでは見えない景色ってたくさんあるんですよきっと…。



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